アンカースクリュー(インプラント矯正)

矯正治療で使う、小さなネジ状の補助装置です。
歯ぐき(骨)に一時的に設置し、そこを固定源(支点)にして、狙った歯を効率よく動かします。

矯正を「強くする」道具ではなく、難しい動きを精密に行うための補助です。
必要かどうかは治療のゴールと適応によって変わります(診断で判断します)。

監修: 院長 佐々木 敦最終更新: 2026.06.14

  • アンカースクリュー(小さなチタン製ネジ)を植立した歯型模型

メリット

狙った方向に歯を動かしやすくなる(精密コントロール)

固定源ができることで「この歯だけ」「この方向へ」を狙いやすくなり、治療計画が成立しやすいケースがあります。前歯を下げて口元を整える設計などで有効になることがあります(適応による)。

おすすめの方

  • 口元・横顔(口ゴボ/Eライン)をしっかり整えたい
  • 開咬など噛み合わせの条件が難しい
  • 左右差(正中ズレなど)を精密に整えたい
  • ゴムだけでは難しい動きが必要

デメリット

  • 外科的な処置が入る

    小さなネジを植立する処置のため、不安を感じる方もいます。実際の体感には個人差があります。

  • 使えるかどうかは適応がある

    口腔内の状態や動かしたい方向により、適応が限られることがあります(診断で判断します)。

  • まれに緩む・外れることがある

    状況によっては再設置が必要になる場合があります(個人差・運用による。当院では治療中に脱落した場合の植え直しは無料です)。

別の方法が合う方

  • 外科的な処置にどうしても抵抗がある
  • 補助がなくても治療計画が成立する場合

どんなケースに向いていますか?

有効なケース

  • 前歯を後方に下げたいとき(口ゴボ・Eラインの改善)
  • 歯列全体を後方に動かしたいとき
  • 歯を圧下して噛み合わせ・開咬を整えたいとき
  • 正中(左右差)を精密に整えたいとき

アンカースクリューを使わないケース

  • 大きな移動が不要な軽度のケース
  • ゴムなど他の補助で治療計画が成立する場合

必要かどうかは治療のゴールと適応によって変わります。アンカースクリューは主装置(ワイヤー矯正など)と併用する補助で、適応は診断で判断します。

治療の流れ

  1. 診断・治療計画

    治療のゴールから、アンカースクリューが必要かどうかを診断で判断します。

  2. 植立(設置)

    局所麻酔のもと、歯ぐき(骨)に小さなネジを設置します。短時間の処置です(体感には個人差があります)。

  3. 固定源として歯を動かす

    ワイヤー矯正などの主装置と併用し、アンカースクリューを支点に狙った歯を動かします。

  4. 撤去

    役目を終えたら取り外します。必要な期間だけ使用します。

Counseling

丁寧な対話で不安を解消し、
自然な仕上がりと適正価格を大切にしています。

カウンセリング料:1,100円

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よくあるご質問

Q. アンカースクリューを使うと矯正は早く終わりますか?
A.

必ず早くなるわけではありません。ただし、補助により治療計画が成立しやすくなり、結果としてスムーズに進むケースはあります(適応・個人差があります)。

Q. 痛みや費用はどれくらいですか?
A.

痛みの感じ方には個人差があり、設置時より設置後の違和感が気になるという方もいます。費用は1本16,500円(税込・自由診療)で、治療中に脱落した場合の植え直しは無料です。詳しくは料金ページをご覧ください。

Q. ずっと入れたままですか?
A.

一般に、必要な期間だけ使い、役目が終わったら外します(運用・適応により異なります)。

Q. 治療のリスク・副作用はありますか?
A.

小さなネジを植立する処置に伴う痛み・違和感、まれにネジが緩む・外れる(再設置が必要になる場合がある)、周囲の炎症などがあります。効果・適応には個人差があり、診断結果により治療内容は異なります。

Q. どんな人に必要になりますか?
A.

前歯をしっかり下げたい(口ゴボ・Eライン)、開咬など噛み合わせの条件が難しい、左右差(正中ズレ)を精密に整えたい場合などに有効なことがあります(適応は診断で判断します)。

Q. アンカースクリューの周りはどうケアすればよいですか?
A.

ネジの周りは汚れがたまりやすいため、やさしいブラッシングでの清掃が大切です。清掃方法はご指導します。清掃が不十分だと周囲に炎症が起きることがあります(個人差があります)。