歯ぐきのミニ知識
歯ぐきのミニ知識
歯ぐき
くすんだ歯ぐきの色、どうにかしたい… 美しいピンク色の歯ぐきを手に入れるには?
歯肉が黒くなるのは、タバコが原因!
歯肉はお肌と同じで元からやや浅黒い方もいますが、一般に歯肉が黒いのはメラニン色素の沈着によるものです。歯肉の表層から数えて4番目の顆粒層という所にメラニン色素が集まっている状態です。
変色の原因も人それぞれですが、多くの場合、原因は喫煙。
そう、タバコにあることが多いのです。矯正治療やホワイトニングなどで歯を美しく整えると「今度は歯肉の黒さが気になって」という方も多いようです。
笑顔美人になるためにケアをする人も増えています。
治療は、レーザーを照射して、メラニン色素を含む歯肉の顆粒層までを除去していきます。
メラニン色素を含まないピンク色の歯肉が甦ってくるのです。とはいえ、一度メラニン色素が沈着すると 2、3年後にやや黒く歯肉の色が戻ることもあります。
メラニン色素が沈着しやすくなるようです。また、喫煙を続けていると、メラニン色素は確実に沈着していきます。これを機会に禁煙を考えてみるのもよいでしょう。
レーザー治療で美しいピンク色の歯茎に
次に症例をご紹介します。1カ月で美しい歯肉を手に入れましょう。
術前
上下ともに歯肉が黒くなっています。
術中
局部麻酔をし、レーザーを照射。
術直後
抗生物質と麻酔薬を混ぜた薬を塗布。
必要な場合は痛み止めを出します
術後2日目
上皮で覆われていて、痛みも無く、治りかけています。
歯磨きは可能な範囲で行い、うがい薬などで清潔に保ちます。
術後7日目
歯肉はまだ幼弱で白いですが、普通に歯磨きもできる状態に。
下の歯肉も治療することに。
ほぼ治療完了の状態です。
歯肉の厚みや除去する量によって、回復に要する時間には個人差があります。
上下術後4週間
歯肉もしっかり治り、美しいピンク色になりました。