口元がゴボ!を矯正したら変化するもの

口元の出具合を気にされている方は多いですよね。

そういう時、口元を評価するにあたり、基準にする指標としてよく上げられるものに「エステティクライン」、「E ライン(E-line)」というものがあります。

しかし、なかには、口元はエステティックラインに収まっているのだけれど、唇がピュッと出た感じになっているのが気になる・・・、という方がおられます。
実はこれ、鼻唇角が小さいために、唇がピュッと突き出したように見えているのです。

「鼻唇角」とは、お顔を横から見たときに、「鼻の付け根から鼻の先端までの線」と「鼻の付け根から上唇に延長させた線」の交わる角度です。
唇・鼻の評価の指標である鼻唇角
日本人の場合、この角度が90°~100°の範囲が平均的といわれています。 一般にこの角度が急であるほど、唇がピュッと出て見えます。 緩やかであるほど、口元がスッキリと見えます。

抜歯をして前歯を奥へ引っ込める矯正をすると、上唇の傾斜もより立った状態に変わってきます。

先日ブログに載せた症例(「口元もスッキリ!」)から、抜歯を伴う矯正による鼻唇角の変化を、示してみましょう。

【治療前の鼻唇角】 矯正前の鼻唇角

【治療後の鼻唇角】 矯正後の鼻唇角

口元がゴボっと出ている(上下顎前突)のを引っ込めたい!という方を矯正すると、

エステティックラインから出てる状態から収まる状態への変化とともに、

このような唇と鼻の角度も小さく急な角度から大きく緩やかな角度への変化も見られるのです。