受け口の矯正
受け口の歯列矯正
- 受け口の概論
- 受け口の治し方
- 受け口の治療例(CASE.1.2.3.4.5)
- 上の歯が八重歯で、前歯が反対に噛んでいる
- 下の前歯が出ている
- 上下とも前歯がガタガタで、噛み合わせが反対になってる
- 下の前歯が出ている
- 前歯が乱ぐい状態で、反対に噛みあっている歯もある
前歯が反対に噛んでいて、「笑ったり話したりするときに、下の歯だけが目立ってしまい変だ」と悩む方。
また、 相対的に下顎の成長が優勢であることが多いので、見た目として下顎の長いやや「しゃくれた」感じの横顔になる方が多いので、「しゃくれていると言
われて、ずっと気になっている」という方もおられます。
(矯正では、反対咬合とか下顎前突と言います)
受け口の治し方は?
前歯が反対に噛む受け口(反対咬合)は、どうやって治すのでしょうか?
成長期の子供さんであれば、チンキャップやマウスピースなどの矯正装置を用いて、顎の成長をコントロールして治す!という治療法があります。
しかし、大人の場合、成長というものがありません。
そのため、下の前歯が出ていてそれを引っ込めたいなら、下の奥歯を抜いて前歯を引っ込める場所を作りましょう!というのが一般的な治療法になります。
ただし、骨格、顔貌や口元の具合、前歯の傾斜、歯のガタガタの程度などを考慮して、抜歯の有無について治療方針を立てます。
一般的には、出ている下の歯を引っ込めるために、下の奥歯を2本だけ抜歯して矯正を始めます。
噛み合わせや口元・顔貌の状況によっては、上下で計4本抜歯したり、歯を抜かずに治すこともあります。
下の親知らずがあると、奥歯が前方に押されやすく、前歯を十分に引っ込められない事態が起きることがあるので、治療が始まってからで良いので下の親知らずを必ず抜いてもらいます。(埋まっている場合でも)
受け口の治療例
CASE.1
(20代 女性 会社員)
《主訴》上の歯が八重歯で、前歯が反対に噛んでいる
【Before】
➡(診断)上顎の叢生による歯性の反対咬合。
➡(治療方針)上の前歯の叢生(八重歯)の解消。 下の前歯を後方へ移動。
➡(抜歯)上下左右の奥歯を1本ずつ計4本抜歯。
➡(治療装置)マルチブラケットシステム(ハーフリンガルtype)で矯正開始。
*ハーフリンガルtype:上の歯の裏側にブラケットとワイヤーを付けた舌側矯正、下の歯の表側に白いブラケットと銀色のワイヤーのストレートワイヤー矯正
【After】
保定: 上下ともフィックスタイプ&クリアリテーナー
治療期間: 1年3ヶ月間
治療費用: 77万7600円
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CASE.2
(20代 男性 学生)
《主訴》下の前歯が出ている
【Before】
➡(診断)下顎の過成長による反対咬合。
➡(治療方針)下の前歯を後方へ移動。
➡(抜歯)下の左右の奥歯を1本ずつ計2本抜歯して、上は非抜歯。
➡(治療装置)マルチブラケットシステム(ハーフホワイトtype)で矯正開始。
*ハーフホワイトtype:上下とも歯の表側に白いブラケットを付け、上は白いワイヤー&下は銀色ワイヤーのストレートワイヤー矯正
【After】
保定: 上下ともフィックスタイプ&クリアリテーナー
治療期間: 1年3カ月間
治療費用: 71万2800円
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CASE.3
(20代 女性 主婦)
《主訴》上下とも前歯がガタガタで、噛み合わせが反対になってる
【Before】
➡(診断)下顎の過成長による反対咬合。 上下とも叢生を伴う。
➡(治療方針)上の歯の叢生の解消。 下の前歯を最大限に後方移動。
➡(抜歯)上下左右の奥歯を1本ずつ(上は前から5番目、下は前から4番目)計4本抜歯。
➡(治療装置)マルチブラケットシステム(ハーフリンガルtype)で矯正開始。
*ハーフリンガルtype:上の歯の裏側にブラケットとワイヤーを付けた舌側矯正、下の歯の表側に白いブラケットと銀色のワイヤーのストレートワイヤー矯正
【After】
保定: 上下ともフィックスタイプ&クリアリテーナー
治療期間: 2年8カ月間
治療費用: 77万7600円
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CASE.4
(40代・女性・会社員)
《主訴》下の前歯が出ている
【Before】
➡(診断)下顎の過成長による反対咬合。 下顎前歯が内側に倒れ気味。
➡(治療方針)上の前歯を前方へ移動。
➡(抜歯)上下とも非抜歯。
➡(治療装置)マルチブラケットシステム(フルホワイトtype)で矯正を開始。
*フルホワイトtype:上下とも歯の表側に白いブラケットと白いワイヤーのストレートワイヤー矯正
【After】
*上の前歯を前方に移動した結果として生じたスペースは、ブリッジで補綴処置により閉じた。
保定: 上下ともフィックスタイプ&クリアリテーナー
治療期間: 1年4カ月間
治療費用: 77万7600円
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CASE.5
(20代・女性・会社員)
《主訴》前歯が乱ぐい状態で、反対に噛みあっている歯もある
【Before】
➡(診断)下顎の過成長による反対咬合。 上下とも叢生を伴う。
➡(治療方針)上は拡大しながら叢生の解消。 下は抜歯して叢生を解消した後に、前歯を後方へ移動。
➡(抜歯)下だけ2本抜歯して、上は非抜歯。
➡(治療装置)マルチブラケットシステム(ハーフリンガル・ホワイトtype)で矯正を開始。
*ハーフリンガル・ホワイトtype:上の歯の裏側にブラケットとワイヤーを付けた舌側矯正、下の歯の表側に白いブラケットと白色のワイヤーのストレートワイヤー矯正
【After】
保定: 上下ともフィックスタイプ&クリア
治療期間: 1年4カ月間
治療費用: 85万3200円
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