矯正は痛い!?
矯正ってすごく痛いと聞くけど・・・
歯列矯正はそんなに痛くありません。
でも多くの方が「矯正は痛い!」と考えておられます。
「歯の痛みや頭痛がひどくなり、痛み止めが絶対必要なのですか?」
ときどき、そのような話をカウンセリングや、(患者さんの)友達の話だけど、ということで真顔で尋ねられることがあります。
決してそんなことはありません!
小学生が我慢できる痛みを我慢してください!
痛み止めを服用しなくても、普段通りの生活が問題なく過ごせます!
もしも、それ以上の痛みがある場合は、遠慮なく 「痛いです!」 と教えてください。
後で説明しますが、痛いから動くわけではありません!
ちなみに、痛いのは最初の数日だけで、それを過ぎれば、普段の痛みは全くありません。
なぜ痛くなるの?
歯が動くとき、歯の周りで様々な反応が生じて、様々な物質ができてきます。
その時に痛みをおこす物質も出来てしまうのです。
ですから、歯が動いた結果として、痛くなるとも言えます。
強すぎる痛みを耐えたらどうなるの?
「歯が動くときの反応の中で痛みが起きるなら、痛みが強い方がたくさん動き早く終わるのでは!?」
と考える方もいると思います。
実は、全然違うのです!
結論から言うと、
「痛すぎる 」= 「力が強すぎる 」⇒ 「歯が動かない 」となるのです。
大事なことは、歯はたった10gの力でも動く!ということです。
歯の大きさにもよりますが、100~200g程度の強さで、歯の動きの反応はピークを迎えます。(至適矯正力という考えです)
そして、それよりも大きい力になると、歯の動くスピードはだんだん遅くなってしまうのです。
なぜでしょうか?
分かりやすく説明すると、
歯が動くとき、歯の周りにある血管から様々な反応を引き起こす物質が出てきて、いろんな反応が起きます。
そのとき、矯正力が強すぎると、歯の周りの血管が押されてつぶれて周囲は貧血を起こしてしまいます。 そうなると、反応を起こす物質が出なくなるので歯は動かない状況になります。
ところが、力は入っていますから、周りからは痛みをおこす物質が集まって痛みは強くなる・・・。
簡単に言うと、こんな反応が歯の周りで起こってしまうのです。
痛いのに動かない・・・
詳しくは、>>『矯正の基礎知識』を参照してください。
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**矯正のエトセトラ**
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