治療の流れ(矯正編)
治療の流れ(矯正編)
矯正の相談から終了まで
『 相談 ⇒ 検査&クリーニング ⇒(抜歯)⇒ 矯正開始 ⇒ 保定 』
では、詳しく見て行きましょう。
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➀ 相談(カウンセリング)
必ず事前にご予約ください。
カウンセリングは院長自ら行います。
診療時間外であっても、院長の都合がつけば予約を受けていますので、受付にご相談下さい。
1時間ほどの時間をいただき、じっくりとお話をうかがいながら、最適と思われる治療プランについてお話します。
カウンセリング当日に治療をする!しない!を決める必要はありません。
「 治療する!or しない!」かを含めて考える材料を私から持って帰ること、治療に対する疑問や心配を解決することが、目的です。
「最終的にどのようになりたいのか!」
というゴールを考えながら、一緒にプランを考えていきます。
どのような治療方法であっても、メリット&デメリットがあります。
予算や期間、その他、患者さんのご要望を最優先にしながらベストな方法を考えていきますので、安心してください。
カウンセリング後に自宅に戻られてから、「治療をする!or しない!」かを含めて、院長が提案した治療案の中からどのプランでいくのかを改めて考えてみてください。
➁ 検査
まずは、現状及び治療プランの確認のために、データを採得します。
上顎と下顎の状態、口の周り口内の筋肉のつき方、舌の状態、歯並びの現在の状態をチェックします。
お口の型を取り、お口の写真、顔写真、頭蓋及び顎全体のレントゲン写真を撮ります。
45分ほどで終了です。
➂ お口のクリーニング
お口の中のバイキンを減らすために、必ず歯石取りをしています。
理由は、矯正が始まり装置を付けてもすぐに上手に磨けるわけではないからです。
でもあらかじめ歯石取りをすると、元の1/100~1/1000以下にお口の中のバイキンの数を減らし、より清潔な状態にできるのです。
その状態で矯正を始めれば、多少上手に磨けなくても虫歯などになるリスクを減らすことができます。
➃ 最終診断
多くの場合、カウンセリングのときにお話をした治療プランに沿った治療を開始します。
但し、揃った資料によって、より最適な治療法が判明した場合は治療プランの変更を説明をさせていただくこともあります。
➄ 矯正のための抜歯
大学より専門の口腔外科医が来院する曜日の午後にご予約いただきます。 (2019年現在、毎週土曜日の午後)
予定が合わない時などは、他院にて抜歯してもらうことも可能です。 (そのときには抜歯の依頼状をお渡しします。)
また、治療計画で抜歯を予定しない場合は、このステップは省かれます。
➅ 矯正器具の取り付け
抜歯が済んだら、約1週間後にはいよいよ矯正装置を付けることができます。
表側に付ける場合は1時間、裏側に付ける場合は1時間半を必要とします。
歯の表面を磨き接着剤を用いてブラケット(矯正装置)を付けたり、治療用のワイヤーを装着したり、矯正中の注意事項を説明したりします。
上の歯を抜歯した翌週に上の歯に矯正装置を、下の歯を抜歯した翌週に下の歯に矯正装置を、各々付ける方が多いですね。
当院の場合、遠方からも来られます。
そういう場合は、地元で上下の抜歯を全て済ませてから来院していただき、一度に上下ともブラケットを付けることもあります。
➆ 調整
原則として、1カ月(4週)に1回の来院・調整を行います。
ワイヤーをより強いものに換えたり、より柔軟性のある形状記憶合金に換えたり、歯を引っ張ているゴムを変えたり、歯を押しているバネを交換したり・・・などなど、歯の動きに応じて、治療ステップを進めるために色々な調整を行います。
➇ 矯正終了と保定
短くも長い間の矯正、お疲れ様でした。
今日からは、すっきりしたお口と、思いっきりの笑顔で、毎日を過ごしてください!
矯正終了後、矯正装置を外して、代わりに保定装置を取り付けます。
日常の生活にできるだけ負担が掛からないよう、前歯の裏側からのワイヤー固定を選択することが多いです。 この固定は歯の裏側ですから、他人から見えることはありません。
最初の1年間は、クリアリテーナー(保定専用のマウスピース)を寝る時だけ装着することを併用すると、より万全です。
その後は1年に一度、定期健診(保険治療)を兼ねてしばらく診させてください。
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**矯正のエトセトラ**
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